インプラント治療を受けた後は、特に違和感がなくても定期的に検診を受けましょう。定期検診で行う内容は、主に以下のとおりです。

口内チェック

インプラントを長持ちさせるためには、口内が常に清潔で健康な状態でなければなりません。そのため、残った歯に虫歯や歯周病が発生していないかをチェックします。また、被せ物や詰め物に欠損などがないかも確認します。

このような口内チェックは、インプラント治療を受けていない人も受けるべきものです。定期的に口内チェックをして、健康な口内環境を保ちましょう。

レントゲン検診

レントゲンでインプラントを支える顎の骨や残っている歯の状態、歯の根元の状態を検査します。インプラントを正常な状態に保つために、骨の状況を詳しくチェックしていきます。

ブラッシング指導

口内を健康な状態に保つためには、毎日のブラッシングなどのセルフケアも大事です。当院では、メンテナンス時にセルフケアの状況も確認し、適切なブラッシング指導を行います。

歯の汚れや歯垢、歯石の残り具合を見て、磨き方の癖や磨けていない部分を患者様と一緒に確認していきます。患者様それぞれに合った歯ブラシやフロスなどの紹介や磨き方の指導を行いますので、毎日のセルフケアに活かしてください。

クリーニング

毎日どれだけ丁寧に歯磨きをしても、どうしても磨きにくい部分に歯垢や歯石が溜まってしまいます。特に、歯石は自分で取れるものではないので、専用の器具や薬剤を用いて丁寧にクリーニングしていきます。

なお、このような歯科で受けられる専用のクリーニングは、インプラント治療を受けた人だけが対象となるものではありません。治療を受けていなくても、定期的にクリーニングをしないと虫歯や歯周病に発展してしまうことがあります。年齢・性別問わず、どのような方も定期的にクリーニングを受けて歯を健康な状態に保ちましょう。