インプラント治療+矯正治療

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インプラント治療+矯正治療

インプラント治療と矯正治療は治療目的や施術方法が異なるため、全くの別物と考えられる方が多いと思いますが、実は併用することでお互い良い影響を及ぼし相乗効果が見込めます。インプラントは歯を失ったところに人工歯根を埋め込み補う治療ですが、歯を失った部分だけに問題があるということはかなり少なく、他の歯にも何らかの問題がある場合がほとんどです。例えば、残った健康な歯に歯並びや生え方の問題がある場合は、インプラント治療をしても、その効果を最大限発揮することは出来ません。
そのため、インプラント治療と矯正治療を別物として考えるのではなく、包括的に行うことで、それぞれの治療でのより良い結果が望めるのです。歯を失ってインプラント治療を希望されている方は、ぜひ矯正治療も視野に入れて口内機能の根本的な改善を考えてみてください。

治療の順番について

インプラント治療と矯正治療の併用と述べましたが、治療計画は同時に立てますが二つの治療を全く同時に行うわけではありません。基本的には矯正治療を行なって歯並びを整えてからインプラント治療で足りない歯を補います。なぜなら、インプラントは顎の骨に人工歯根を埋め込んで固定するため、一度入れてしまうとそれ以降は動かすことができないからです。矯正治療によって不要な隙間を埋めたり、適切な位置に歯を移動させることで、インプラントを埋めやすい口内環境を作ることができます。
ただ、歯が移動して位置が決まってくれば、矯正治療が完全に終了する前にインプラント治療を行うケースもあります。その場合は、矯正治療の最中にインプラントを埋入して、奥歯や前歯の歯並びを調整していきます。成人の矯正治療は1〜3年程度と長期間に及びますので、その期間を歯を失った状態で過ごすのは負担になりますが、必ずしも矯正治療が終了するまで待つ必要はありません。しかし、これらの治療のタイミングの見極めは大変難しいです。当院院長はインプラント治療と矯正治療両方の長年の実績による知識と技術がありますので、患者様それぞれに適切な治療時期を判断いたします。

インプラント治療から先に始めるケース

基本的には、矯正治療の後にインプラント治療を行うのですが、例外的にインプラント治療から先に始めるケースもあります。歯が欠損した状態で長期間にわたる矯正治療を行うとなると、物が噛めない、呼吸がしづらいなど日常生活において不便な状況になる場合です。先にインプラントを埋入しても歯列矯正する部分に影響がなければこのケースを適応できることがあります。

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